人との距離感~性犯罪予防教育~

文科省は、子どもを性犯罪・性暴力の当事者にさせない教育を進めるため、教育現場で使用できる教材や指導のための手引をHPに公開しています。性犯罪・性暴力対策の強化について:文部科学省 (mext.go.jp) 

「生命の安全教育」という不思議なネーミングですが、性暴力の加害者や被害者にならないための性犯罪予防教育です。幼児期、小学校、中学校、高校、大学以上にわかれています。

幼児期、小学校は、水着で隠す部分と顔は大事な場所なので大切にする。小さい子でも、被害に気付くように。嫌なことをされたら周りの大人に訴える。生命の安全教育教材(幼児期)(pptx:584KB)PowerPoint

小学校の高学年からSNSの危険性が加わります。生命の安全教育教材(小学校(低・中学年))(pptx:543KB)PowerPoint 生命の安全教育教材(小学校(高学年))(pptx:539KB)PowerPoint

中学校になると「よりよい人間関係」がテーマになり、「距離感」というワードもでてきます。生命の安全教育教材(中学校)(pptx:684KB)PowerPoint「デートDV」を教材として、親密な間柄でも、嫌なことは嫌と言う、相手が嫌と言うことはしない。また、性被害に遭った場合の相談先(ワンストップ支援センター)が書かれています。

高校は、より具体的事例が盛り込まれ、一般向けになると、AV出演強要などもでてきます。生命の安全教育教材(高校)(pptx:718KB) 生命の安全教育啓発資料(高校(卒業直前)、大学、一般)(pptx:299KB)

子どもに見せたところ、わかりやすいと好評でした💮 ひとり親家庭の父と娘、母と息子だと、なかなか伝えにくいので、こういった手引きを家庭で利用するのもありだと思います。健全な人との距離感ーーー性暴力やDVの根っこにある問題だと思います。

この手引きは、2020年6月、内閣府が公表した「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」の中の「(子供を性暴力の当事者にしないための生命(いのち)の安全教育の推進)【文部科学省】」を踏まえています。この強化方針もじっくり内容を読んでみていただきたいです。書かれていることは、現状、そのようにできてないという女性にとって深刻な事態だと分かります。

2023年1月に公表された富山県犯罪被害者等支援協議会作成「教職員向け性暴力被害対応マニュアル」では、「児童生徒が性暴力被害にあった場合のフローチャート」「具体的な聞き取り項目」「インターネット上の被害」など書かれていて、ヒアリング用のケースシートもついてます。

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