8月末の概算要求

来年度に向けて各省庁は財務省に概算要求を出します。令和4年度予算 : 財務省 (mof.go.jp) 毎年8月末。なので、この時期、「○○省は▲▲について¥を概算要求」という記事が色々報道されます。この概算要求⇒年内の予算編成⇒政府予算案を決める⇒年明けに国会に提出されて、3月末までに国会で可決成立。翌年の4月から、その予算を使って色々なことが実施されるようになります。なので、今の時期のこういったニュースを見ておくと、来年度の省庁の動きが少し👀見えます。

~毎年8月     各省庁で新しい政策や今進めている施策の見直しを検討                                                             8月末       各省庁は財務省に概算要求書を提出                                                                      9月から12月下旬  財務省が予算編成                                                                       12月下旬      政府予算案を決定                                                                                翌年1月中下旬   政府予算案を国会に提出                                                                         1月末~      国会で審議                                                                             3月下旬      新年度予算が成立                                                                             4月~       予算を使って施策を実施

当初予算編成の流れ

去年、たぶん今年も新型コロナでさすがにリアルな陳情は減るとは思いますが、              ①予算獲得のために、政府予算案が決定される12月に、与党の国会議員や知事、市町村長、団体が財務省や政府与党(自民党、公明党)への陳情合戦が風物詩でした。12月に忙しいのは与党議員。予算をつけてもらうために、力がありそうな与党議員に、○○の予算が\必要です、獲得してくださいと頼みに行く。予算獲得のほうが、露骨で政治ぽいとも言われてました。

👩女性の困りごと解決のために、女性のための予算を獲得しようと陳情するような団体はあまり見かけません。大体は👨男性ばかりの業界団体です。でも、ダイレクトではありませんが、陳情合戦に参加しなくても他に方法があります。

例えば、性被害相談電話を無料化へ 「#8891」、来春にも (47news.jp) 虐待、ストーカー、DV相談…警察が新システムで共有へ:朝日新聞デジタル (asahi.com) このニュースを例にすると、DV相談📞が有料で、かけてもダイレクトに相談員につながらなくて不便、どうにかして! 警察にDV相談しても、加害者から逃れるために隣の県に引っ越したら、その相談した情報が共有されず、また怖い思いをした といった困りごとやお願いごとが省庁に届き、省内でも必要な施策か検討され、それが国の仕組みの問題だったり、予算をつければ解決する問題であれば、改善するために来年度の予算をつけようと考えます。

国に困りごとやお願いごとの声を届ける方法としては、①政府与党への陳情、②国会議員・政党への要望、③省内の審議会、検討会など、④パブコメ、⑤SNS 等があります。

②国会議員や政党に要望を伝える。国会議員が国会の委員会で質問をしたり、党として省に申入れをする。何か答弁を省から引き出せれば、進みます。                                ③女性をテーマにする研究会や検討会等には、女性を支援する団体の方達がメンバーで入るようになりました。そこで、支援現場での困りごとが省庁にも共有されます。                        ④パブコメ(パブリックコメント)=政府の意見募集に、関係テーマが出た時に意見を応募するの効果的です。https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public、                        ⑤「#保育園落ちた・・」のように、SNSを通じて世論からの批判や要望が多く寄せられて、国会質疑に取り上げられたり、政府が動かざるを得なくなったことが起きています。

そして、委員会の質問や当事者の声を紹介する記事が報道されれば、社会にひろく問題が認識され、強く後押しされます。

何かと忙しい女性は、陳情する時間なんてありません。しかも予算なんて難しい!さらにオタクなのは税制改正要望です。その上、国会にでむいて議員に頼み事するなんて・・・ドン引きです。だから以前は、予算獲得は男性ばかりの圧力団体の特権でした。でも、SNSによって、家にいながらでも女性たちが、困りごとやお願いごとを発信することができるようになりました。最初は日々の困りごとから。その声が集まると、影響力がでてきます。ハッシュタグってすごい武器です。こちらが思う以上に、省庁は当事者の声を聞きたいと思っているのでは。不便!つらい!理不尽!ここを直して!と声をあげること、ここから始まるのだと思います。遠慮せずに。

※ アバウトな書き方をしているので、徐々に整えていきます。

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