コロナ禍のDV対策

DV相談件数の推移を見ると、2020年4月から12月の相談件数は、14万7,277件で、前年同期の約1.5倍。 既に昨年度(2019年度)全体の相談件数(11万9,276件)を大きく上回っている。(内閣府男女共同参画局HPより)https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/pdf/20210125_1.pdf

2020年度本予算2.5億円、第1次補正予算額1.52億円、第2次補正予算額2.2億円、第3次補正予算額4.3億円(合計10.52億円

補正予算で毎度補充しなければならないほど、DV被害が深刻。

第1次補正では、相談機能の拡充⇒⇒⇒「DV相談プラス」

第2次補正では、被害者が速やかに相談し、適切な支援を受けられるよう、「DV相談プラス」について、対応体制の拡充と実施期間の延長を行う。

第3次補正では、「DV相談プラス」の相談対応体制の強化と民間シェルターのとりくみ促進。

2021年度本予算(案)では、2.4億円計上。(昨年の本予算額より少ない。積算の根拠を知りたい)

DV被害者等を支援する民間シェルター等の、つながりやすさ、個別の事情に応じた支援、とりこぼしのない被害者ならだれでも支援を受けられる等々の、先進的なとりくみを促進するために、官民が連携してとりくみを進める都道府県等を交付金により支援する。被害者支援の更なる充実、ニーズに応じた支援のノウハウの蓄積や効果検証、課題の把握をおこなう。

コロナ禍のDVの深刻化をうけて、補正予算をつかって、政府は「DVプラス」https://soudanplus.jp/📞0120-279-889を開設。

★専門の相談員が対応★面談、同行支援★安全な居場所も提供★24時間電話対応★10か国語対応。

政府ですら動かざるを得ないほど深刻なDV被害。でも、来年度予算案では2.4億円にもどっています。コロナ限定で済むのでしょうか。

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